2019-01-01から1年間の記事一覧

詩『運ばれていく、それは今日から始まる』

誰も変わっていなければいないほど今日が今日であることが明らかになる私がここで回るほど世界はその逆に回る穴に放り込まれた君の笑みが波に乗ってどこか遠くの時間の染みになり、そして 軽やかに走る 何も見ずにかける 水の上の果てまで世界のちらばり 溶…

詩『パンダ先端の第6章』

身を硬くしている変異と言えない指切りの毒で老いゆくのもういい純情脳汁に火飛ぶような使徒に塗る機械 ヒトの戦争回何回でも格闘するゲーム 朝はにかんだ北極で黙るある中二の後頭部は現実の青空より青くなる 斧でガリガリ認識洗う 細い名覚えるウルトラ病…

詩『何回でもハムでなくなるもよしだ』

愛を欲したプロローグに 閉じこもってもカードだったものからポイント制になる事実の人生は 何回でもハムでなくなるもよしだ料理しない 帰らない 笑顔にならない その段階から作り出される 巻き戻しから始めるビデオはフィリア活用し この展開から毟り取れる…

詩『夜のひどい場合の街灯の下で』

夜のひどい場合の街灯の下で私を折ることが苦しいときには もう広げようもないくらいに高くその手を愛しているのに 色も一緒にわからなくなろうとする音も一緒にわからなくなろうとする とある新鮮な祈りがピコピコヒッと弾みをつけて花花震えて恥ずかしいと…

詩『上昇るゅん花』

理解(りかい)る 三観論 散る解体ヒト もっか(い)行く 機械(きかい)く 結界網でっかい象聴き(に)行こう 戦隊(せんたい)う明滅(区)苦(ウ)難な道なりに去り(行)くん

詩『生まれてしまったものたちにしか許せない』

生まれてしまったものたちにしか許せない全てを受け入れる謎と疑問と煩悩を箱にいれて燃やし正 解 を 引 け これはやがてクジになる 生命の紐確率的な幸福のため 生皮をぬいでいけよいつ消え入っても大丈夫なようにそれを洗えよ 蟻になる運命 美しく見え 死…

無題

折りたたまれたの 愛に住み 雑多にひしゃげた一輪野原 不揃いにもなれる氷が 夢あぐねている

詩『死の海音(SIREN)』

死の海音(SIREN)が鳴る 「足りないものは補ったらいいよ」海は涙ぐんだ縄飛びだ 「去る者は追わなきゃいいよ」メソッドは千度逃走を繰り返す 過度な要求は食って生きるたったひとつ 使い果たすための愉快 dance dance とろとろと進めよ低姿勢でホウボウを…

詩『友情』

友情のなかに秘められた螺旋階段を生きて 降(kuda)る 一歩ずつじゃ透明 ひとっ飛びで鳥せいいっぱい曲がった水面に歪んで憑かれた顔を見る 霊的な関係 僕たちは年に一度の茄子の動物狂狂(くるくる) またここに戻る立立(りつりつ) きっといつでも会える…

詩『強化花丸』

くじかれーたー白い看守濁り奪われた太りぎみの書類テニシタモノハ アシタノおたのしみ、強化の花 最多記録おへそおへそ遅すぎ。 反逆ひつじトンネルをおっくまでくぐり要介護だ。 生殖鏡にうつるものをうつせ炭素、あなただったのね(男性用) YAMA超時計の…

詩『不自由証明』

君は既に殺されていた 無意味な明日に戻されていった循環する加害の幽体離脱最高でしたって言ってどう思われたいのか いつかつらいことも乗り越えてゆける準備も無しでどうしてそう思えるのか 返さない図鑑 飛ばされたチキン 避けられた運命 蹴って読んで食…

詩『何を言うのかわからない』

何を言うのかわからない君にもわからない何を言うのかわからない僕にもわからない 誰もわからないはずさそうでなければ歌えないわからないを歌えない 知ってることやわかることその隙間で恋になるもの なんと言ったかわからないなんで言ったかわからないだっ…

詩『魚料理(地球儀(ソース))』

多種の食べ物 食べるって豊かだ 確かに 嫌いな人がいない小学校みたいな幸福だそれは制服でしょうか ペースト状の黒い栄養を見ただけで摂る服は物のたとえで誤魔化した作家が死んで魚になって殺されて皮膚を剥かれて緑のソースに沈められている 僕は作家って…

詩『Re Spi』

ひっくり返ってメンタルの裏側が顔だったら魂にもう一回と頼む遠吠えできる気配り上手な人間の牙くれ そして剥がす 剥がす 超楽しい毎日 忘却の魔法顔剥がして 心は爆弾 裏表の無い鏡になる 線路に沿って君のジョークの人生を描こう無邪気な悲しみを殺してま…

詩『ユーシェイク・アイシェイク』

掘れないドリルで行進の穴掘ろうとして 土に体内は 無いはずなのに ずっと表面上はたまねぎの肌つや見てるよ 犯罪にならないといいけど来れないなら連絡してって言ってるのに最新情報で逆に進む 君はもういない 無知になるマックで 3歳にはきっと 招待状届…

詩『君は知らない街の詩歌の棚に全ての危うさを取り残してきたようだった。』

私はいま前に進んでいるようで浮いているけれど、どんなに痛みを忘れてみても動きは残る、動きは悪魔・痛みはカルマだ、方法の王は膝と膝が織りなす回転あるいは振り子だ、カオス野よ脳に広く陣取り私を連れ出してキャンプしろ、烈しく刺さる排気ガスの先端…

詩『採る愛』

採る愛も 伏す愛も 不明な線あれば星の降るまで殺伐か まるでカノンだ 春まで無能なunknown 壮大な君の夜を待つ 到来 → 水に浮く 頑丈な鉄壁に囚われた舌下の市民 本国からの司令を待っているらしい 永遠の愛に長けた檻の舟で 守る海に 噛まれる犀 有名な念…

詩『納涼多くて・獣が食える』

灼ける不動の肉置いて トンネルみつけたよ夏に 家というより日陰 死ね老いるより前に 徳用血液パックの団子を夜にむけてこねる9個 心の中に0 姫たちが心 1体だけの人形巡り 千(ち)は争っている 悟りきったら脳半分 曲がりきれないよ多分 龍糞 荒々しく…

詩『慰め下さい』

おへそを境界にして膨らんだ 二つの肉Qたちよ器用に跳ねてどこへいく 怪談だらけの火を声て 拘束具だらけ未知だらけ 傷だらけの機能忘れ平らだった世界を丸めて震えてどこへいく 顔の扇が風吹かせ 強く振り向く 優しい抱っこ誰も目覚めず千人が 竜巻壊してい…

詩『距離のオーディション』

変容する線路の終わりを見るために再び設置された自動地獄扉の前に立ち、唯一の認証虹彩で開く私のその場その場のクロスワードを、空虚の浅瀬を隙間なく埋め立てていく黄色い魂の軌道、距離の概念を超えて愛・眼の前にある不毛の腕はこまごまと焼けていく、…

日記『2019/8/27』

おはようございます。こちらは16時です。朝の体操を終えてコンビニに行ってきました。道中二匹寄り添って地面に倒れた蝉を踏みつけてしまい、気持ちわるっと思いました。昆虫は大きければ大きいほど殺したり踏みつけたりする気持ち悪さ罪深さが増加するので…

日記『2019/8/21』

コミティアに出そうと思っていた漫画は『ヨーゼフ、医者に行く。』というタイトルで、ヨーゼフという巨人が出てきて医者に行くという内容だったのだが、一生描き始められないまま締め切りを無限に通り過ぎてしまった。なんかコミティアという期限が全ての元…

詩『私が私の全身の手足』

私が私の全身の手足になったおかげで既に読んだはずの文章をまた読むような人の上下の無意識に上下とわかる印がついた 神に用意されたあらゆる衝動を抱えたまま時空を歪める鏡に入り空想と現実は見分けのつかない双子の現在 見つけた言葉が次々と私の新しい…

動物と言えばカラスの羽ばたき記憶では店舗在庫に無い本高温のカマキリ遠くなるえい えい えい

詩『風船風船タイム』

君を視てるといつも(私の世界に浮かぶ君の「写真」の貼り付けられた風船が際限なく膨らみいつ割れるかも分からない恐怖と不安で胸が苦しいこの風船が私にとって唯一の君なのに君は永遠にこの風船の代わりにはならないなぜなら君はこの風船に空気を送るポン…

詩『可能性のしずく』

目と水の吐きそうなほどの引力の果てで再来する思考、青空の高さについては考えるまでもない、逝けば逝くほど未来には何も残されていない、裸足になったところで救われる心はない、逃した魚がいつか助けてくれると思うほどの無意味、失われたというほどの形…

詩『伝説の関係者、虚構の代表者、昆虫の他者』

それは伝説の関係者(起源であり、アナザー・LOVE、友達じゃない素晴らしい世界に、祝福をもたらすおもちゃのラッパ)、キメラのキメラ、妄想の融合したキメラの遠い影を(接続するしかない脳と眼球の間のどうしようもない「近さ」、残酷な、距離)見たこと…

33の質問

1巨人になる想像をしたことがある? 2巨人になってクラスメートを殺す想像をしたことがある? 3巨人になってクラスメートを洗濯機で殴り殺す想像をしたことがある人は怖い? 4砂漠で死にたい? 5死にたい? 66という数字をどう思う? 77という数字…

詩『ピュアにねじれた、海のさなか飛び越して深度、深度信じて測る新器官、から壊す君を、君は、』

ピュアにねじれた、海のさなか飛び越して深度、深度信じて測る新器官、から壊す君を、君は、原始の白から塗ってみることで安らぎを、剥がしている、いつも、大事にしまっておいた物を壊すための波を待っている、いつも、繰り返しを恐れて前に進めないように…

詩『火を噴く椅子が今/火を噴いて壊れました』

「これは崩れてるだけで手紙かもしれないし」と用済みの箱を抱いて 君の発症に身体を丸める やっぱり今日も運が無い あたかも二時間後の世界で 前のめりに不屈喉の中からパラシュートが開く (拒否の態度で)火を噴く椅子が今 火を噴いて壊れました 終わらな…