2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

詩『このようにして来たよ…今に…』

待てよ…内なる枯れ枝は夕焼けとか…灰になる…夜を折りたたんだ花びらでさえ…水無き水の朝…を呼べない…この地面の終わりには脳は…逆転してしまえばいい…耳から入る光の無意味…断末魔…催眠の歌…消えろ…死の泡が膨張する…宇宙の広がりに恐怖する…今日はどの傷口…

詩『つむじかまいたちの死骸』

心残りの庭につむじかまいたちの死骸を置いた 遠い先で泣き彷徨い歩い赤い育て脆くも遅くも楽になるようにとおかしくああいなともよ 実に残る種はいつ死んでもいいようなものだった雨夏の窓辺に高く積まれている無色透明柩がぬっと立つ 「オオウミが見えてい…