詩『死の海音(SIREN)』

死の海音(SIREN)が鳴る 
「足りないものは補ったらいいよ」
海は涙ぐんだ縄飛びだ 
「去る者は追わなきゃいいよ」
メソッドは千度逃走を繰り返す 過度な要求は食って生きる
たったひとつ 使い果たすための愉快 dance dance

とろとろと進めよ低姿勢でホウボウを塗れよ 
君の奇跡をっほら!
対人恐怖だ? 写真展の球ウ 
派閥争いの因子は 雄大で 火でした 

島では
ですよ涙すらズレていくん

昨日の雲が太った男の汗になる 
そうなの君ぎみは苦悩の滝に折れるのよ
森の骨ぼねは

アツイユブネデネユ子供にだけ意味が在るとしたら?
運命のあったかいな秘匿 生活空間の隔離歯間暮らし 
地下室悲報メッセージ奇想ピアス穴計画
カセットテープがこわれちゃ天井みちゃいに

この動物園(指をひとつ折り曲げる) 
あの動物園(指をひとつ捧げる)
「個としての動物園へようこそうふふ」

絶え間なく無条件の ひらい てしま う 海 孤独の女獣
さあ その隙間で死命だ 
幸福ひとり毒演技で守れてしまったらにまとわりついた最愛 
KUU KUU KUU
我が肺の穴じゃあ 
反芻で血と肉
オイシ