2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

詩『距離のオーディション』

変容する線路の終わりを見るために再び設置された自動地獄扉の前に立ち、唯一の認証虹彩で開く私のその場その場のクロスワードを、空虚の浅瀬を隙間なく埋め立てていく黄色い魂の軌道、距離の概念を超えて愛・眼の前にある不毛の腕はこまごまと焼けていく、…

日記『2019/8/27』

おはようございます。こちらは16時です。朝の体操を終えてコンビニに行ってきました。道中二匹寄り添って地面に倒れた蝉を踏みつけてしまい、気持ちわるっと思いました。昆虫は大きければ大きいほど殺したり踏みつけたりする気持ち悪さ罪深さが増加するので…

日記『2019/8/21』

コミティアに出そうと思っていた漫画は『ヨーゼフ、医者に行く。』というタイトルで、ヨーゼフという巨人が出てきて医者に行くという内容だったのだが、一生描き始められないまま締め切りを無限に通り過ぎてしまった。なんかコミティアという期限が全ての元…

詩『私が私の全身の手足』

私が私の全身の手足になったおかげで既に読んだはずの文章をまた読むような人の上下の無意識に上下とわかる印がついた 神に用意されたあらゆる衝動を抱えたまま時空を歪める鏡に入り空想と現実は見分けのつかない双子の現在 見つけた言葉が次々と私の新しい…

動物と言えばカラスの羽ばたき記憶では店舗在庫に無い本高温のカマキリ遠くなるえい えい えい

詩『風船風船タイム』

君を視てるといつも(私の世界に浮かぶ君の「写真」の貼り付けられた風船が際限なく膨らみいつ割れるかも分からない恐怖と不安で胸が苦しいこの風船が私にとって唯一の君なのに君は永遠にこの風船の代わりにはならないなぜなら君はこの風船に空気を送るポン…

詩『可能性のしずく』

目と水の吐きそうなほどの引力の果てで再来する思考、青空の高さについては考えるまでもない、逝けば逝くほど未来には何も残されていない、裸足になったところで救われる心はない、逃した魚がいつか助けてくれると思うほどの無意味、失われたというほどの形…

詩『伝説の関係者、虚構の代表者、昆虫の他者』

それは伝説の関係者(起源であり、アナザー・LOVE、友達じゃない素晴らしい世界に、祝福をもたらすおもちゃのラッパ)、キメラのキメラ、妄想の融合したキメラの遠い影を(接続するしかない脳と眼球の間のどうしようもない「近さ」、残酷な、距離)見たこと…