九千度

九度計のブログ

流れ込むでくる
時の
小さな場所で
つくりものの壁に塗られた赤色の
投げ捨てられておる斜面で
逆立ち遠近の法を知る
光の通るあいまもない
飛び上がった断片を追って
土のなかの顔ぶれだ
晴れるやっと
見えているか
山向の霧が

独立した手触り存在の

背中のような恐竜たちのなだらかな骨の浮き出た皮膚の

夢を見る

には

仮説と現実の交互の衝撃が

コンサートホールの床にねころぶ肉片のゆれを

我なりと思ふこと

我は誰なりと

大災害詳細篇へ向かう

情報の弦に沿って

傷を自分で解く謎として読み込み

かぼそい声の遠吠えのするほうへ

なでなでと空を切る目である

辛辣の証である

裸足の暗殺者

だからさ、「逆さま」は君の方だと言った。
上下する象、疲れ切った象遣い、ここに眠る。
叛意選択してください、瞬間、削りだす自由。
踊り人間の珍しい形の骨だ、うわっ、怖い、とんがっている。
影絵の目はフシアナだ、指を入れたら?まばたきの代わりに。
アリバイを探すより素敵なこと、こんな日だから、何もしない。
暗殺者は靴を手に入れました、手に持って家に帰りました。
魚の群れを感じている、骨になっても群れをなす。
全て偶然、この人息してません、こっち見て。
この紐は、太陽から伸びている、今も冷えている。
座標のない気絶がありがたい、どうして渡り歩く二本足のクジラ。
雨の日の重みが、人の命の重さだろうか、ぼくは電話して聞いた。
クジラは上下しないんですか、背泳ぎのないあやしげな世界。
怪獣の輝きがあるよ、どこまでも続く光ケーブルのようだ。
ぼくだけのいるかだ、無表情に怨念ひとり、お似合いね。
カヤハのフォーカスが合う、燃やす前まで時を戻す。
倒れるにはよい季節、なぜといって、今ここでなぜと。
飛んでいくことはできない、長距離を生む大地がある。
海の中から回転する泡の集団が来て、ぷくぷく言った。
正体は、角のないぶよぶよの骨の寄せ集めと聞きました。
後になって、人の命をなんだと思ってるんだと怒られました。
ここから先、仮想の空気を失えば、明暗、別れ話を忘れてしまう。
君が助けに来てくれるっていうから、新しいもので溢れてしまう。
ひとりでに生命維持する物語、そこには誰も助からない愛があった。
かすかな光が漏れ出す、かつて暗殺者の部屋だった場所にも。
現実単体はどこかにある、影からそれらを覆う声も。
ミノタウロスも現れる、空間デザインだから。
光引火する古き死体を見たか。
カヤハのしもべたち。
ヴァーチュアル・カナリヤ。
死んだものは、かりそめ行きだ。
非情なようでいて、白い羊が走り出す。
飛んでいくことはできない、回復が間に合わない。
ぴぴぴ、何でできてる?永遠とそこに閉じ込められた朝日に光る、冥府の本棚。
奇跡が起こる、透きとおった寒天のなかを無造作に歩くことができる、停止するナイフ。
誰がいつ、燃える石は、この世で生まれたと、靴を履いたらと、言ったのか。

学校の救済

肉の尾を踏み、どうしても怖いと呻く夜。
カサカサと重ねられた未知の素材の透明な羽。
ピンクの切れ目、モノクロの核実験を見せる夢。
呪われるのはノアだけでいい、学校が消えた。
大きな殺人に小さな殺人を隠すことができる。
ほとんど重さのない命、指先ほどのあなた。
初めて約束を破った日、ごめん(死神)。
裏返る声、体、ピンク色のおおきな丸い肉。
めっきり寒くなってきましたね、同じことの反復だから。
五千の臓腑を故郷に残した、まぶたの痙攣は雪山から吹く風のせい。
そうだったらいいのにね、西方から虫の軍勢来たりて人を引き算した。
シーソーでは(無意味な程の軽さがむしろ彼らの弱点だった)、遊べない。
奇想を彼女の元に戻したのなら、きっとペン・と・紙になる。
肉の子を生み、その子の生きる未来では病気が滅ぶ。
キコちゃんがいない、乾いた土に。
葉の表面に密集する湿った感想たち。
私だったら海に投げ入れるよ本を。
ノアの美しいピンク色の髪の毛を。
肉体元気上のテーブルトーク
さよなら、白き旗、折り畳まん。
ふやけてぼろぼろになったリボン。
ふやけてぼろぼろになったリボンのような帯状に連なる涙をたぐって辿り着きますように。
祈りの儀式のようにして腕が千切れるほどの力で振り回した、光と熱が炸裂し、焼け死んだ。
ナンバーは忘れられた、ドアの前にうずくまる男が見えるかい?ぼくの与えた傷が。
向こう側に誰かいるはずだと最後まで信じていたらしい、傷の概念となっても。
心は小さな粒の集まりだった、プチプチと弾けていく音がする。
キコちゃんは遅れてきた、宇宙葬をしに。
冷凍された発射台にて、亡霊、椅子。
凝縮された人の進化の1ページ。
縮まるうさぎ、萎んだみみ。
最低限、聖人の条件を満たせ。
自己犠牲の方法で叶える他人の夢。
笑われない過激さ、宙を舞う面白い足。
どうしたらよかった?考える頭もない。
崖のように削れていく神経、水中にて。
溺れるキコちゃんの前に現れる学校、人の世界を添えて。

20250707

ありうべきと思う機械と曖昧すぎと叱られる、私、もうすぐだ。

隙間を追ってここまで時を唐突に浮かした人はいませんでした。

尖るとらしくはないが広まるとノストラダムスの手触りとなり。

魚、馬と若干似ている顔、ワン・トゥー・スリー、数える赤子。

海が見えます、と同時に流れていく空気のように、仮眠室にて。

良き断言は左右反転させましょう、磨きあげた窓が割れている。

会話劇に前後は無い、あるのはぼくと隣り合うふたつ目の人生。

20250703

我ら意味のない名で、羅列のひとりとして、ピンと張る紐になるのです。

寝もすると、言うんでしょう、音のあるほうから命じられるままに。

もうそこに行くのか、灰色のレリーフのような乗り物が背景に見えている。

君の後ろに来る者として定義のされた犬はけっして電気じかけではありませんよ。

鎖骨のように空を飛ぶ、本当にそう言ったのです、闇の内部の色水がです。

説明しましょう、縦と横だけではない人生の爆発、ニュートラルなお前の後ろ姿を。

出口を探していたらすっかり疲れてしまい、無人駅で霧の壁が立ち上がった。