2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

詩『赤子機械言語の導き』

君は赤子と機械の言語で未来の色彩を教えてくれる人間の言語を脱獄してどこまでも飛んで行っていつか俺の告白が届かなくなるまでその宝石の歩みを止めないで波紋のように記号をばらまきながらいつまででも遊び続けろ 高級で繊細な異世界腰回転液をカラフルな…

詩『ありえないことしてる君に』

感情をゆきゆきで引っかからぬよう善意で分解しておいてそれはなんもできなそうな人間の独裁的な小ささを慰めるために生まれる だが為す術無く乗じるのはいつだって棒のように苦しい 理想化されたバケツは人の願望植物で頭いっぱいにして静かに暗闇の中で燃…

201~218

三千個のメダルゆっくり集める 足の先から冷凍庫に入るな おすすめのレーザーポインターを買う 完璧な飲み物について調べる 計算する駒天空で卑怯だ 夕食のアイデア全然湧かねえ どこにも回復アイテム無いんだが 数時間ごと眼のシャッターが降りる 不自然に…

197~200

像にしゃがんで待っていると誓うよ サバンナに暮らす動物の致死量 岩盤専用のドリル持ってこい 俺に向かって撃ってみろ試しにさ

189~196

犬と犬の口つなぐ白い光 警備ロボット錬金術を学ぶ 檻の中で笑えない有名人 惑星の食欲抑えた弟 ライバルのグラスが割れるそれだけで 保存された台風のマーチを聞く 空腹にだからどうしたってひどいよ 最終話まで新鮮な声を聴く

183~188

引用の範疇にない砂糖水 怪我したままの姿で外出歩く 真実なんでもなくなりたいんだよ 真実なんてよなくてもいいんだよ 理由無く最優先で日を浴びる 合成魔界大冒険女子会

182

俺のベイブレードの形の光

142~181

亡霊にピントを合わせて成仏 健康のため座面倒す軍艦 天才の脳内の鉄の歯車 頭の隙間にティッシュまるめて刺す 甦るまろやかな鶴の無意識 諺の城で働いた動物 平面的な文明の代弁者 脳科学的にゲームは進化する 有限な戯れの平和性癖 二股に分かれる首筋にも…

122~141

温かい飲み物の陰謀で死ぬ 管轄外の爆弾無効化する 友好的に生きていけたらいいな 一週間君のレプリカを愛する 病原体を再起動する鏡 滅亡に向かう細胞を宥める 棺桶で最大限に目を開く 新しい生命増える透明に 煙の中の無愛想な男撃つ 味を軽く確かめる非接…

102~121

水族館で寝る魚の尾抜き取る 感情のパターン増やして成功! 決闘で語尾つける心を学ぶ 過去のアミダが拡まると恥ずかしい 異常胎教のための法律無い 風紀委員の起床する桃の刻 獣だけで動かすノーチラス号 二十六話に続きがある幸福 古代整理整頓術の発見 潜…

79~101

千分の片方の声だけが針 凡人が生き残るための武力 独身の移住のパロディーが流行る 語り部の缶詰に電撃伝う 捻挫した流星の如き青春 牛丼のテクスチャーを引用する 超越を逆方向に散らす夜 能力で潰し合う三人の子 フォーマットを無視して言う意味あるの 発…

59~78

象全て行動の指針にできるか 方向は白い力で整える 急な昼休み遊びは金色だ 事件性無い音響空間だろ 想像に撃たれた人の見る座標 独学に基づいた数で戦う 対人で明らかに縮んでしまう 廃墟のみなもと覗く功利論 街を飛ぶ容れ物ひとつ失くせない 形式を順番に…

39~58

金の羽の記憶が壊れて魔球 満腹なゴブリンの骨倍になる 最優先で染めていく迷彩服 教会に空中浮遊装備する 恒星の毒の光線で寝たきり 溶けていく召喚された子犬商 天上の道間違った小学生 老大工水中に離れていく 目撃者百の位の愚か者 絹と食う解体ショー後…

19~38

騙されて怒る子供になりたいな 断って人間扱いを定める 鳥述べた波を通って故障する 安く聞くムーンウォークの歌感じ 植物に欺かれても説教せず 国に民爆裂に立って結ぼう 線に会い種から育て勇ましく 集まりを超えて部活を古くする 連なった解剖初めて見ま…

1~18

翻る土も袋に助けてよ 玉造る友に秘密を知られても たれてくる輝きながら噛む堕落 燃えている魂鳴いたドアの裏 墓の蔭科学的手記用の紙 耳を射す眼に明るいなどちらでも 純粋な条件付きの屋根の下 金呪う狂うべきかなどよめいて 鏡裂く生きてる人を塞ぐ闇 敗…

詩『吹き込んで吹き込んで・突き止めて突き止めて』

夜になったら 秘密のやぎが角を折る 第三者の真実 遠い戦闘の音吹き込んで 吹き込んで 葉と眠り火にまだ焼かれていたい 舟の航路を辿る 天使残酷に 犠牲者の蔭となり 神の手の謎 解きながら疲れ果て 疲れ果て 滅ぼした突き止めて 突き止めて 南の果ての城 賢…

詩『猛烈な古代的な溶け切ったアイスのような』

神話を信じるものにのみ与えられる猛烈な古代的な溶け切ったアイスのような諜報に向いたポーカーフェイスが「ただ作れ」と命じる透き通った論理 幸福が黒く塗りつぶされるときの虚時間感覚で通り抜けていく固有な原子は顔の中にはなくまた存在のなかにもなく…

『争期忌詩借帰殊両』

争期忌詩借帰殊両 二情算始 悩付背血普絶馬 得錠全日果切 内止家湯逆反 生構宙剤 心作脳気対悠野 精唆独会 前降込虚 義覚奪珍王模章場意 融触散魔試価 半酔決容存通美 到下分形在 殺保手念工造神 残奥女宇世知 示想間味落時星力 露私回配計 来死成肉発遠連転…

詩『長編大説荒野』

病的な者たちが脳裏で揺れて騒がしい記憶を喚び集める 正気に戻ったペテン師は粘土の色の薄さで目を覚ます幻でも騙せることを知った亡霊的な真空が復活した人の冷たさを残酷に奪い陶酔になる 拾ったものや作られたものが一瞬限りの境界を伝える雪崩のような…