詩『夜のひどい場合の街灯の下で』

夜のひどい場合の街灯の下で
私を折ることが苦しいときには

もう広げようもないくらいに高くその手を愛しているのに

色も一緒にわからなくなろうとする
音も一緒にわからなくなろうとする

とある新鮮な祈りがピコピコヒッと弾みをつけて
花花震えて恥ずかしいと唱えた豹の毛皮を剥ぐ

きっと急いで不思議になる海に歩いて行ってもたどり着けない君の
生涯途上のレシピを書き留めておきとうとう外道古来の獣がそこへ向かう

色も一緒にわからなくなろうとする
音も一緒にわからなくなろうとする

優しい五感を冷たさに押し込んで
次のノノシリを考えている