詩『伝説の関係者、虚構の代表者、昆虫の他者』

それは伝説の関係者(起源であり、アナザー・LOVE、友達じゃない素晴らしい世界に、祝福をもたらすおもちゃのラッパ)、キメラのキメラ、妄想の融合したキメラの遠い影を(接続するしかない脳と眼球の間のどうしようもない「近さ」、残酷な、距離)見たことがある、ああ、見たことはあるんだ(見たことはあるということの無意味、見たからなんだ?、見ただけでは…)、でもさ、それは真っ黒な内臓器官だと思っていたんだよ、これからもどこからも現れない猫だった、私になつく余裕のある潔癖症の動物の姿をした感情のイズミだった、いつまでもサワレナイクルマ(目の前を通過するだけの、通貨の方舟としての、)だった、汚れの無い風景のような、つまり実在しないものの虚構の代表者だった、真実から最も切り離された使用済みのエン人(ジン)だった…、
 
孤独を消毒する関係、私は孤毒絶滅セカイ系に生きている、””ついに””、そうやって到来する現実はいつもくだらない、くだらないというより分からない、分からないものにどう触れたらいいんだ、君は「エイリアン」に会ったことがあるか?言葉も概念も共有しない完全な昆虫の他者に、他者とも思えないような姿で寄り添ってくれる、近いことがヤスラギの条件になる、目の覚めるようなフィクションの代表者、ボーイ・ミーツ・ガール・アームで机上現実の上のゴミをワーッとする子供(いつまでも子供だよそうだよ)、暴力・ミーツ・願望で全ての夢を忘れてしまうもう全てって禁止にしよう、全てに至ることもないのだから、これも嘘、噓、噓、嘘だよ~、実はね、実はどうでもいいことだらけなんだよ全て、手の届く、「全て」が、
 
気が遠くなるほど世界にはやることが少ない、やりたいことが、今日だってね、今日はLAVAが氷に敗北しているのを見たんだ、汚かったんだ、汚いって私の半径4,5kmしかない水平線なんだと思った、炎と氷のアニメを思い出す、綺麗・音響・幻獣だった、幻獣は本に住む蟲よりも弱い、何が言いたいかというと、無いものよりも有るものの優位、でも優位ということはなんだろう、睡眠時・無世界、それは苦しみの発生ということだ狂うための地形だ、測量すると死ぬ、呪われた街、
 
握手の延長でできた立方体フラクタルのイメージが雲の実在を許さない、空想のことなんてキメラの環、指輪・指・伝説・指人体・動物自然車輪は全裸、ワイルドイマジナリーホールを通過、回帰ジャングルポルノが通貨、影と思いたいだけの現実、光以外現実、意志の反射によって現実が、パキパキバキバキのフォルムをイキモノにする、報復の輪郭も真っ黒な内臓器官、
 
これからはどこからも現れる猫ちゃんの、イツデモサワレルツルギの、汚れでしかない色彩は豊か、こうやって「豊か」ということを思い出すんだね、じゃあ勝負しよう、触覚は海ではなくtreeだ、去るではないsoulだ、毒の汚れた虹色、重力のくだらなさ、ヘコミヤユガミだらけの空虚(それもう空虚じゃなくて…)、
 
クダラナイ、ナイフ、ミタイナ、カタカナッテ、クダラナイ、傷つけるだけの毒のナイフ、わからないものに触れるための、神聖な小枝、
 
そっと、触れる、触れるという、殴るという、見る、想像する、以上のコンタクト、レンズ、レンズの重みを、教えてくれてありがとう、ありがとう、殴ることで終わる物語、のように、孤独を消毒する、映画と、私、映画と私以上の、映画と私達の物語の、終わり、そして、そして今日の幻獣も死んだ、これも終わりのひとつだ、エイリアンの姿をした感情、古くさくて不思議な感情。