2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

詩『雪に触れぬ蛾(蛾に触れぬ雪)』

未来瞳孔界最奥の死人に聞こえるように 私は彼岸をノックする核心的なものを日ごとに瓦礫にしつつ 純粋錯乱する不安の影を太陽空間に捨てた夜には 美しき三色光の外界を歩く 立体的な信念が風に揺れながら 互いの辿った道を確かめているただ触れないでいただ…

詩『Respawn』

ありふれた規則を備えた思考の底から、目覚まし時計の裏に隠れて「君の起床形式のリズムを墜落させる」と聞こえた。「引き裂かれた秒針のパラノイア・躁鬱回転軸。構築された数字のセットは、既に何もかもが議論済みだった。君の部分的な覚醒批判言語はワー…

詩『箱の中の王を選ぶ』

私はまず「箱」に近づく。 上から見てどれほど球に近いかあるいはどれほど血に近いかという分析をしている。外気を遮断する栄養秘めた壁の終わりはどこにあるのだろうか。それもテクスチャーの一つに数えていいのだろうか。 四つに割れた赤い大地を引き裂い…

詩『雁(かり)の卵(こ)・キル・ユー』

雁の卵に遡るらしいと聞いた。このことをどこかに記しておくべきだろうか?いや君が振り向いた時にでも復命すればいいさ。幾度も当日となる。甘く黄色くなった位置に異なる品位が差し込まれる。行方知れずの嗅覚を求めて本望に溝を引き水の回路を秘しておく…