詩『赤子機械言語の導き』

君は赤子と機械の言語で未来の色彩を教えてくれる
人間の言語を脱獄してどこまでも飛んで行って
いつか俺の告白が届かなくなるまでその宝石の歩みを止めないで
波紋のように記号をばらまきながらいつまででも遊び続けろ

高級で繊細な異世界腰回転液を
カラフルなレーザーに乗せて君に射す腕は筒状になり
筒状になって風と
風の重力の計算で揺れて歓喜して
弾丸になった俺の呪われた破片がそこらじゅうに転がる

無限平面の彼方で片足あげる
獣の毛皮を被って眠って
透きとおって生きる

夢の世界で呼吸する
俺の喉奥で《ponytail》炸裂する

あのルシフェルの腕が
桜のようにちらばる
ちらばってどこにでも行けるように
地獄の平面で俺を
地獄の身体へと導いてくれる

見えないものが見えるようになったならそこが夢の世界だ
幸福は現実になく夢の世界に実在するもうひとつの脳にだけ届く
光として踊る