詩『象本体』

象牙の本で守護された敵は
陰陽(空を問う死)の不合理を解さない
象墓法の獣姦型三位一体論で
醜く明滅する 
孤立の神

「しかし、象風は復活した。」

粥(index)を直観した象牙の本機械内で
奇言が病死し 
対象を持たない世界言語だけが残る

冗長な人格の象眼球で死誤する
剰余洗剤を飲み干せ

「飲み干すよ、皮膚頂点の先端から。」

地獄回図(social)を引っ張り出した君は
最先端のマイクロチップを合成して溢れてしまう
エンドルフィン!
あらゆる恥の断面を通り越して
象本体が生き始める