2019-01-04から1日間の記事一覧

詩『スウパ・スウパパル・スパパルル座にさよなら』

空中言語の一群は歯が輪唱上でくねる道を独りずつ歩く振動に反応した沈黙の臓器が束で遥かに閃光放つ(「遠さ」の発生) 空気中を貫通する概念が血だらけになりながら光の方を向く生首を持ち歩いていると その歯が次々に歌い出す我も我もと 光の前で機能する…

詩『夜の木』

彼女が「夜の木」を狩る時 君の途切れた機構が死体に隠された光を争う旅路の果ての電子牢獄に刻まれた渦巻状の痕跡に従い拳銃に擬態した全世界がこの夜を訪れるとしても何も考えられない昏睡状態の昼が覚醒することはない 生命力を無限遠のなかで落としてき…