詩『失恋・目測』

もはや頼り無い白痴の空に
監禁する
我が目測の恋は
破り 悲しみを接ぎ 土を散らした夢の
抽象的な現れに感動する哀れな仔の
気分になってさああるこーっ
原始の痛みと
無情の荒れ地に交わる
水分だらけの日々の地面をふみしめて
もう終末は誰にも見せてあげないと誓うわ
そのかわりに
数字を遺した君のために
黒薔薇の記号をイメージするよ
それは黒く伸びやかな乱紋で腕に巻き付いた幻の蛇のように毒を持ち
惚れぼれしてアクビガデル
もう寝ちゃったのと消灯後問う
夜獰猛になる君は
もうどこにも間に合わない