2023年観た映画

1月

・ノープ

 UFO?もの。UFOの造形が変で良かった。色々ちゃんとしてそうな映画だけどあんま分からなかった。猿の暴力が印象的だった。

・メモリア

 終始落ち着いた雰囲気。アピチャッポン・ウィーラセタクンの映画を初めて観たけどこういう感じかと思った。後半の村みたいなところに行って前世の話になるシーンでふつうに寝てしまった。

2月

南極料理人

 さかなのこの予習で観た気がする。堺雅人が最高だった。

3月

・さかなのこ

 めちゃ面白かった。のんちゃんがかわいかった。柳楽も最高だった。

・シン・仮面ライダー

 最初の血みどろになって敵を蹂躙するシーンが一番良かったな。パンチに人外の重さがあった。あとは仮面ライダー好きな人向けのファンムービーって感じ。普通に面白かった。

4月

・名付けようのない踊り

 田中泯ってこういう感じなんだと思った。型の無い踊りってこうやって成立するんだと思った。ただやっぱり基盤には型があるんじゃないかなと思った。型があってそれを破るから型破りなんであって、型がなければ型なしだ。(おい、また”言いたいだけ”か?)

7月

君たちはどう生きるか

 この前のプロフェッショナルでやってたけどあまりにも自伝要素が強すぎるだろと思った。エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスの感想でも書いたけどテーマに重心がいきすぎて「その世界」への没入感が減じてしまっている感じがあった。とんでもないクオリティなのは前提としても、もっと純度100%のガチオリジナル世界、ガチファンタジーストーリーを期待していたのでがっかりだった。

8月

・戦慄怪奇ファイル コワすぎ!

・オカルト

・カルト

・オカルトの森へようこそ THE MOVIE

 白石晃士強化月間。こういう映像の感じでこんな面白い作品が作れるんだという、形式への感動があった。この感覚は、コミティアで商業とは違う系で成立してる漫画があることを知ったときとかに近い。なんというか、巨大予算!大VFX!とかじゃなくても成立するんだよな。で、ちゃんと面白いっていう。そりゃあるだろうなとは思っていたけど実例があるんだと思った。コワすぎの面白さについては特にない。観れば分かる面白さ。名取さなが同時視聴していてそれも最高だった。熱い夏だった。

9月

・虚空門GATE

 UFOものというよりなんか陰謀論コミュニティのドキュメンタリーという感じだった。演技がめちゃ生っぽくて本当にドキュメンタリーかと思うくらいだった。主人公の男がよくUFOを撮る力を持ってるとされていたんだけど、実は「こより」を使ってフェイクの写真を作っていただけだったとなって追い詰められていくのが本当に面白かった。

・エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

 公開当時結構話題になっていたのがNetflixに来てたので観た。こういう感じかと思った。なんつうか、「テーマの表現」に寄りすぎで好みのやつではなかった。ビジュアルは好みだったのでテーマよりはもうちょっとその世界の表現のほうに重心を置いてくれると最高だったのになと思った。

10月

・すずめの戸締まり

 映像がリッチだった。でもなんか君の名はと映像の雰囲気が似ていてもっとガラッと違う話が観たいと思った。というか天気の子まだ観てないな。

・フェイブルマンズ

 スピルバーグの自伝映画。映画の力でいじめっ子を屈服するのスカッとジャパンすぎで気持ちよかった。

・DOORⅢ

 黒沢清だっけ。変な話だけどコンパクトにまとまっていて面白かったなー。

11月

・ザ・キラー

 殺し屋の話。几帳面な殺し屋なんだけど、適度に失敗したり苦労するので良かった。なろうでいうとチート持ち転生者というよりは無敵ではないものの等身大にちゃんと強い現地主人公ものって感じだった。