20231210

夏に着るには暑く、冬に着るにはより分厚いアウターを着るので着れない、微妙に着る機会の無いスウェット?(めちゃくちゃ好きなやつなんだけど本当に着る機会がない)を着た。案の定少し暑く、帰り際はふつうに汗だくになった。服むずすぎるだろって。

 

昼にオムライス、夕方にツナスパゲティみたいなやつを食べて、帰宅後にオムライス2としてオムライスおにぎりを食べた。オムライスうますぎワロタになったわね。

 

ゴーストワールド』という映画を観た。お話としては人とはちょっと違う感じの少女が、色々やって世界との不協和に苦しむみたいな話なんだけど、終始肩の抜けた感じで笑えるシーンが多かったぶん、後半の救いのない感じがかわいそうだった。

この世界だと僕は美術の補習を受けて先生に雑に作品を破壊される男だったり、ジョシュという主人公の少女にいいように使われている男だったり、高校の卒業パーティーで一人黙々と飯を食らっている小太りの男だったりに共感した。つまりほとんど脇役、背景の人間だよ僕は。

主人公の服装がことごとくかわいかったのが良かった。主人公っぽいし、キャラっぽい。一人だけ生きてる世界のレイヤーが違う感じがする。それになりたいぜ。

あと主人公がなんか言うのにだいたい無表情なのも素晴らしかった。わかりやすい表情ってあっていいことあんまない。

スカーレット・ヨハンソンの普通の大人になっていく感じが苦しかった。スカーレット・ヨハンソンから観た主人公がどう映るのかもだいたい分かってそれも悲しかった。スカーレット・ヨハンソンが、養成学校に通うクラスメートのことが嫌いで、話したあといつもものまねをして馬鹿にしているのがいやだった。やめたまえよそういうことは。(先生?)

シーモアと主人公がセックスするのが嫌だった。生殖すなよ。

観終わったあとゴーストワールドのポスターで、主人公とスカーレット・ヨハンソンが二人並んでいるのがなんだか切なかった。二人って卒業後からほぼ険悪な仲なんだよな。というか彼らは卒業後も友達でいつづけるの自体無理あったんだわ。学校いるあいだなんとなくつまはじき二人組で仲良くするけど別に人間性としては仲良くなるような二人じゃない、みたいな話に見に覚えがありすぎる。僕もそうやって卒業後友達で居続けるような友達が一人もいないやつをやり続けて今に至るんで。

来ないバスをベンチで待ち続ける爺さんが出てきたとき、これって漏れの漫画?と思った。なぜその爺さんがいて、このあとドラマにどう使われるのか、一瞬で想像できて、最終的にそのとおりになってうけた。いいよねえそういうのわかるわかるになった。(でも最後バスが2回来るのはどうかと思ったよ。主人公、お前も待てよ。長年。バスが来るのを。よぼよぼになって呆けて、ようやっとバスに乗れよ。なにすぐ乗ってエスケープできちゃってんだよ。)

総じて「分かる」ところが多くめちゃくちゃ面白くて、キャラもたってて、普通にいい映画だった。この世には知らない良い映画がいっぱいあるんどすなあ。