詩『絶滅は明日を再び蘇らせる・枕の中で干からびて・受肉を払って離陸する』

絶滅は明日を再び蘇らせる
枕の中で干からびて受肉を払って離陸する
まさか間違いの痕跡など無かったかのように
滑走路を耐え難く遠回り
「今」が硬く黙らされた涙まみれの顔は
酔っ払った絶滅における死の記憶だ

空の重みを悪の資料として逃がすことができる
この国の王の優位が散らされる覚悟を象り
異なる森ということの不可能を帯状装飾する

問題は「世界の中で生きる」ということの掛け算を保存した
香りを瓶に詰めた千の身体が証言する
その同義語を現実としてパッチワークする教え

首都の突如とした戦闘!
狂・往来のイメージが肉体の不安に溢れ出す
無垢な魂が縦方向に横たわる

存在のリアルなどという噴出孔は無意識の仕草や
地面固有の器官の中にしか無い省略されるべき陰影だ

あなたを出迎える映画館では
哲学者が抽象的な歴史を参照する
(宝石の孤独が理由に忠して捕獲される)
羽ばたかれた絶滅を倒れたままで動かして
拒絶を体勢として論内に含む

対象は誰よりも
対象とした集団自殺に沈めてしまう
復元不可能な天啓

昇りゆくものを個人として思い出す試みは
未完の遺作のように繰り返すより他に方法が無い
五方の厳密さでもって隠蔽は
元気に総体を成す

才亡きことの新しさを示す愛や
神聖なる再構築の中で再び出会う
非情な永遠を行為で覆う

撃つことの敵はまだ計り知れない
一般挑発の解釈に狩り出された具体性
色をそのまま映したような
精神統合したレンズの全体像を主体と呼ぶことにして
心臓の中で次元を増やすごとに吠える
決断する能力・事後的な動物脳

「いつまでも独りであってください」
首尾一貫したイデオロギー世界で
何も生まれてこない恋のメディアに乗ることの
既得権益機体のメディアに乗る

たどり着いた実例を越したフォーマットの武装
長大な書類への解放を伴っている
微笑みの団態戦で犠牲となった残酷な官能
交代制接触・複雑性勇気

《私を引き受けることを
私がレポートするままに
私の愛はテレポートする》

暗闇に迫るユーモア無しの涙を白く路肌で刻む警戒を
意味として濡れ君が必ず溶け出すように掴む
直接的に清らかにする異論に誓う
根源としてのコミュニケートを避け殺す