詩『雁(かり)の卵(こ)・キル・ユー』

雁の卵に遡るらしいと聞いた。このことをどこかに記しておくべきだろうか?いや君が振り向いた時にでも復命すればいいさ。幾度も当日となる。甘く黄色くなった位置に異なる品位が差し込まれる。行方知れずの嗅覚を求めて本望に溝を引き水の回路を秘しておく。剣の不条理は枯れ誰かが木の角に襲われた。原系は嘘つきのための自然だった。いまだ遺骸を飲みきれぬ君を種子たちが万華鏡を通して視ている。