2019-04-27 詩『梟鞄』 再建されるヘルメスの梟鞄その内部で炸裂する蛇の遠雷を記憶する 手が闇の迸った指先で閉じる英雄の器湯気なるシンボルに溶け開閉する大地割れ 膝屍 「薬物追う」獅子は逃亡し呪寮は血の海となり鞄の中を覗き見て死ぬ者たちはどこまでも外へ