2019-04-27から1日間の記事一覧

詩『ザ・プリンセス・オブ・キマイラ』

裸の女、裸の音官、2つの橋、2つの円、鋭敏な視力よ、切り裂いて灰の髪を揺らし、完成した島を肩に乗せ、犬がひた走る卵指導者の夢、喉奥銀行の唾液のうねり、網目の服・服・服、2つの姫、2つの膝枕大河、摩耗した壁よ背中よ、裸の首はどう見ても通路だ…

詩『梟鞄』

再建されるヘルメスの梟鞄その内部で炸裂する蛇の遠雷を記憶する 手が闇の迸った指先で閉じる英雄の器湯気なるシンボルに溶け開閉する大地割れ 膝屍 「薬物追う」獅子は逃亡し呪寮は血の海となり鞄の中を覗き見て死ぬ者たちはどこまでも外へ

詩『テクノ・トリビア』

テクノ・トリビアが突っ走る呪法の泉の水面の上キスだ!キスだ!キスだ!「知っているか簡単な神の神生まれのメソッドを」王よ!私は狭義なる王の大小を重ね殺し屋の血を嚥下し並行する裸体の戦士になれ 朝の座席を強奪して金髪の女が漂流する8つの支配的な…

詩『外語の心臓』

騎士の鍵盤の暗黒胎児の埋まる草原を炎の潮となって遠ざかる 滑らかに旋律を取り戻す血の右目の潰れた音弦は 無数の光腕を生贄として熊の盤面を進行させる 最後に残された霞のような外語の心臓を心安らかに慰めよ