詩『昨日の死』

黒い視界の中に
黄色の反逆が見える 
それは霧散したはずの
我が子に似ていて 
望郷の罠が右足を奪った時の
痛覚を奇襲する 
抱擁の感覚が震えを集め 
肉体の再生を祈る 
四肢の健全な躍動によって
喜劇を迎えるため
反逆は近寄り 
象徴的な鏡の化身となって 
俺と光線を無限地獄へ
永久にしまうように動く
俺は抗うこともなく
吸収と複製と破壊に
俺の意思として同調する
知覚から全ての濃淡が消え
非存在すらも姿を見せず
ただひたすらに無世界
反復する思考は命綱として
機能することをやめず
昨日が 続く
精神の死は昨日の死か
外界には肉体があり
内省すれば太陽がある
その距離は不変の運動に維持され
無限を超えて接続される
機械の未来は霊か あるいは闇
そして 黒い視界は静かな諦めを
歩みの先に捨てるだろう