2018-12-29 詩『英文』 それは死の旗四角く捻った腰の球体関節 影が起つ明るい影が踊る 幼い仕草で母の欲望を映すように掴んだのは 薬指だった左手の 細身の声喉の開かない叫び 遠くの火は無数の変身を経てその一つの輪郭を少年の顔に分け与えた 輝く土の喜びの砂はやがて動物的な精神内部の透明な眼球