2018-12-29 詩『無題』 仰々しく落ちる雫に彼岸が通る帰り際✢芝生が熱情を冷やすたった一度の接触✢青みがかった視界に眩暈の進軍の靴音✢葉の中の血脈に宇宙から歴史学の誘い✢内臓が主体を求め俺に会いに来る死線✢変身した論理が武器に闘争心を求める✢生存の衛星に地中深く埋めた死の気配✢馬乗りの器用な同時代には反射で遭遇✢形の合う部品なくし永久に未完成でも✢時計のない生活で安らかにならない腕