詩『ナシの最良』

生き血降る野原で 
重たく担う 
距離の現象と時間
原始のゴシック 
火傷の夢
嗅覚は煙の湖に浮き
この世で鳴る 
夜の唖然 
潜ませた星 
精神的座標計算

死人の冷たさ 
月から来る記憶 
知る身に触れ
悲嘆トピア 
何も無い机に針をのせ 
細長い輝く救済
底で響く
夜の呆然 
過去を切り離す 
居場所ナシの最良