詩『僕は真逆に冷えていく』

  明日 
 ズレた地球に照らされて
  絵の中のつぶれた 
   ゴムの体が溶ける
  そのように殺される
       歌を失いながら
    魂が流出する


   かすかな温度 
 巨大な機械が動き出す
  振動する命!ディスク 
   ひとつぶの0
    或る水の 
     痛み 

 

どろどろとした空洞
   息から箱の中の世界へと
    暗く伸びる
   一人でに


      僕は
    真逆に
冷えていく