心残りの庭に
つむじかまいたちの死骸を置いた
遠い先で泣き彷徨い歩い
赤い育て脆くも遅くも楽になるようにと
おかしくああいなともよ
実に残る種は
いつ死んでもいいようなものだった
雨夏の窓辺に高く積まれている
無色透明柩がぬっと立つ
「オオウミが見えている」と悶えた糸が
のびて老いてしておいてと頼む
あーそっ そっと 孤独に気づくあっそ
心残りの庭に
つむじかまいたちの死骸を置いた
遠い先で泣き彷徨い歩い
赤い育て脆くも遅くも楽になるようにと
おかしくああいなともよ
実に残る種は
いつ死んでもいいようなものだった
雨夏の窓辺に高く積まれている
無色透明柩がぬっと立つ
「オオウミが見えている」と悶えた糸が
のびて老いてしておいてと頼む
あーそっ そっと 孤独に気づくあっそ