詩『不死鳥の位相で』

砂漠に描かれた消えない紋様。「同じ睡りは無い。」睡りの因縁は精神に絡まって解けない。自由な精神、あるいは自由な卵の矛盾とは反・車輪だ。魂は服従し、自己のアイデンティティは砂漠の神秘(熱)の内に溶けてしまえ。

「分割した時点で崩壊する運命」の向こう側から、仮面による巨大な活力が位相を超えてやって来る。永遠は存在・数珠つなぎの幻想だ。動物と宮廷舞踏の間に横たわる超越的な狂気・叡智の開発により、純粋な説明の臓器は黒く濁った。

必然性を備えた自由な幻想は不死鳥の位相で完成する。