詩『未来ベジタブルキス』

乗客に切り開かれた 子型の底 幸福の腸が透けている 
満たせ 満たせ やはは
古代キスの形で築かれろ 太すぎる柱が本当に太く伸びて

通学バス格子状神話(アラーーーーーーム)
嘘つきのために着工されたパジャマ車輪(寝るための)

「お父様・お覚悟~お父様・お覚悟~」

これ…静寂だね…滑走路の白、もりもりと鎖、やわらかく
建築歩行計画に従い、我々だけが太ったユニコーンの足跡を追っている
腹の肉は薄い 色も無く 唾液は汚い 我々だけが そうなったと聞く
狂気のように透けている 幸福のような腸

嬉しかったりとか蚊が鹿?だとか 全部、底の話で
私は、覚悟してほしいだけ 
それは飛び込んだ神様の子の 型どられた義務だと思う

さいわいに凍てつく車椅子 明後日まで専用だった者は今はもうない

動く家 動く家
家 家 家 家 って、、、へへへっっっっ
子など 子などどうなったって いいさ!
とにかく切り開いてみてほしいんだ そして底を見てほしい
それは限りなく透けていた

幸福の腸がこの世にモザイクの嘘を垂れ垂らすところまで連れて行かれる
森が包含する生命の足跡に導かれて ユニコーンの住む場所まで
そんなもの 楽器 肋骨楽器じゃー 縛り方がわからない

さめざめと、光れ もりもり映せ 裏側まで緑になれ
たぷたぷの緑に そして洪水が起きて
家と庭を混ぜ込んだミックスベジタブルの彼方へと全てが押し流される

きたねえ計画 美しい美しい桃色 すすす 腕まで孔雀になれ 
「明日学校になりますか」 
ええ、もりもりと未来ベジタブルキスになるよ
乗車・狂気・拒否 幸せは新しく白い降りたての雪が紅茶に溶けるのに似て
太ったユニコーンは何を食っても すすす 飢餓で死んだ

建築された私達の歩みは 緑色の設計光のなかで
幸福の腸が透けててきれい 
「きれいだった」「きれいだったんだね」

太く伸びる
緑色の満たされた光のつぶつぶに容赦なく築かれるキスの柱