2019-05-22から1日間の記事一覧

詩『鉄骨城が反射する』

不意に波の扇が崩れた蜘蛛が膝に乗る温度で 橋の低空に光を遊ばせる無数の斜線が射し緑色の水に白く城が映る 「鉄骨だ」 偽物の木を撃つしかない昼飯休むタンクは太く伸びクレーンの重低音は断続的に美しくもなく吐かれている 中央塔より巨大な倉庫を鳥が目…